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サッカーを通じて気づいた事

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サッカーの楽しさ、スポーツの楽しさを、みんなへ

有終の美(2008/1/5)

全日本女子ユース(U18)サッカー選手権大会の予選最終試合は、F.C.VITORIAとの対戦だった。
我が福井高校女子サッカー部は昨日の敗戦により、常盤木学園が敗れないかぎり決勝トーナメント進出はならない状況だった。常勝「常盤木学園」の敗戦の期待は薄いだけに、今日の試合が高校最後の試合となるであろう3年生4人には、感慨深い試合となる事は間違いなかった。
前半12分、左から中へ持ち込み、ペナルティエリアの外からミドルシュートを放った3年生橋浦さつきのボールがネットに突き刺さったとき、この試合は負けるわけにはいけないんだと、あらためて感じた一瞬だった。
そして前半31分、もう一人の3年生関沢梨恵が、やはり同じような位置からミドルを決める。この二人は共に石川県小松市出身。同じチームで小さい頃から一緒にサッカーを続けて来た。
高校3年間親元を離れ寮生活で頑張っていた二人の最後の試合をアベックゴールで決めれたことにも感激したシーンだった。
前キャプテンの3年生酒井望も頑張って走っていた。ゴールこそ決められなかったが、随所にチャンスを作り出すお膳立てをしていた。試合終了のホイッスルが鳴ると、喜びの笑顔と一緒に潤んだ目に、3年間の想い出がよみがえっていたことは充分想像できた。
守護神GKの岩田麻奈も、持ち前の反射神経で次々と相手のシュートを止めていた。後半は防戦にまわり、1失点はしたものの、岩田がいなければ同点、もしくは逆転というところまで追い詰められていた状態だった。後半の守りの中からチャンスが生まれ、橋浦のシュートを相手GKがはじいたところを1年生山本未来が決める。また、CKのチャンスからこぼれたボールをキャプテン2年生北原紗希が決めて4対1で勝利を手中に収めた。
3年生最後の試合で、今まで一度も勝てなかったVITORIAに勝利を得たことは、まさに『有終の美』と言えるだろう。
よく頑張った3年生、それぞれ次にすすむ道は違うけれど、福井高校サッカー部で学んだ数々の経験と想い出は、これからの人生に、きっと有意義なものになるだろう。
お疲れ様、そしてありがとう!
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by mamore | 2008-01-05 23:55 | 今日の出来事

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